Organic semiconductor

 現在、電子機器は我々の日常生活を支え、必要不可欠な存在となっている。電子機器にはトランジスタ、ダイオード、太陽電池などの半導体デバイスが使用され、その材料は無機物質であるSiやGaAsなどの化合物半導体が大半を占める。近年、無機半導体のデバイス作製の際に多大なエネルギを消費することが問題視されている。そのため今後の半導体分野の発展のために、環境負荷の少ない方法でデバイスを作製することのできる新材料の研究、開発が必要とされている。

 新しい半導体材料として注目されているのが有機物で半導体特性を示す、有機半導体である。有機半導体は軽量、柔軟性が高い、低エネルギー低コストでの作製が可能といった利点がある。また有機分子は合成が可能なため目的に応じた材料の合成が可能である。一方で有機半導体はデバイス特性(移動度)が低い、大気安定性が低い、耐久性が劣るといった欠点がある。

 吉本・葛原研究室では有機半導体の成長、構造、物性、デバイス特性などを研究し、デバイス特性の向上を目指している。

© a a 2016